職務に応じたアクセスコントロールで、企業内部からの情報漏えいを防止するFENCE-Gの機能紹介です。制御機能、管理機能、その他の機能について説明します。
制御機能
外部デバイスの制御
ストレージデバイスであるCD/DVD、USBメモリだけでなく、独自の接続形態をとるスマートフォンやデジタルカメラ、携帯音楽プレーヤーなど、外部デバイスへのアクセスを制御します。
ネットワーク共有フォルダの制御
ファイルサーバーなどのネットワーク共有フォルダへのアクセスを制御します。共有フォルダのより細かいアクサス制御を手軽に行いたい場合に有用です。
印刷制御
プリンターへの印刷を制御します。必要な出力に絞ることで、予期せぬ書類の紛失から情報漏えいを防ぎます。
FENCE-Proとの連携
暗号化ソフトウェア「FENCE-Pro」で暗号化されたデータのみ持出しを許可するよう制限するため、万一デバイスを紛失しても安心です。
※ 別途FENCE-Proが必要です。
管理機能
有効期限機能
ポリシーに有効期限の設定ができます。指定された日時を過ぎると無効化(リセット)されるため、一時的に権限を付与したい場合などに有効です。
トレース機能
持出しを許可するとともに持出し操作内容を記録します。いつ、どこで、誰が機密データを持出したかなどを、CSVファイルなどでネットワーク上の共有フォルダやローカルフォルダに出力し、履歴管理します。
ポリシー管理
複数のポリシーが設定できるため要件に合わせて選択が可能です。ポリシーは新規の設定や変更が簡単に行えます。
Active Directory連携(オプション)
各設定情報をActive Directoryの情報と関連付けることにより一元的に管理できます。大規模な組織変更や人事異動が発生した場合に作業が軽減できます。また、Active Directory連携を経由して、統合ID管理システム(IDMaster)との連携が可能です。
※ Active DirectoryとはWindowsに搭載されているディレクトリサービスです。
その他の機能
サイレントインストール
ソフトウェアのインストール時に指定するシリアル番号やインストール先フォルダの入力などの各種設定を必要としないサイレントインストール化が可能です。サイレントインストーラーを任意のサーバーに配置し各利用者が実行することで簡単に導入・展開が行えます。これにより、管理者は利用者に大きな負担をかけることなく、同じ環境設定を多数のPCに反映することができます。
※ 「サイレントインストール」とは、インストール画面が表示されず、利用者からの入力を必要としない方法です。
Windowsログオン連携
Windowsログオン時にFENCE-Gのセキュリティ認証も同時に行われ、手間がかかりません。